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  • 執筆者の写真和全

虚しいままいくのか、情けない現状を変えるか〜人生の基本

私が、アートを始めたきっかけは

書道を広めたいとか

絵と書の融合が面白いとか

色々あります


だけど、おそらく一番は


人生が虚しかったから


です。


うだつの上がらない、この現状を

どうにかしたかったのです。


苦労して、とても入りたかった出版社に入りました

でも、心の中は何かが満たされない

穴が開いたままのようでした。


団長師匠は、こうおっしゃいます。


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 虚しいままいくのか、 情けない現状を変えるか それが多くの人の人生のテーマです。


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


私にとって、その打開策が

アートでした。


元々好きだった書道や絵を、

才能がないから無理だと

諦めてしまっていました。


その思いをぶつけて、

字と絵を組み合わせた瞬間

頭の中できらめくものがありました。


私の人生は開ける!

そう思ったのです。


実際に、本の出版が決まったり

ニューヨークで賞をとったり

各地で個展が開催できるようになったり

独立したり、

海外の展覧会に出品できるようになったり


思ってもみないことが

たくさん起こりました。


それは、喜ばしいことで、

感謝でいっぱいなのですが

それでも、どこか虚しい気持ちがあります。


華やかで楽しい濃密な時間があるからこそ

そうではない時間に

落ち込むことも多くなりました。

光が強くなったので、影が濃いのです。


この虚しさからどうやって抜け出せるのか

そんなことを考えていた時に

団長師匠からこんなメールが来ましたよ。


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

芸事にも基本があるように

人生にも基本がある。


そして、その基本がしっかりしている人ほど

自由な人生を歩める。

ぼくはそう思っています。


感情が乱れたり、気分でやったりやらなかったり、

他人のことばかりとやかく言ってたりするのも

全て基本がなってないからです。

人間をアートとして見たら、

わかりますよ。


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


人間をアートとして捉える。


書道と絵を融合させた作品を書いていると

こういうのが書きたいと

いきなり、古代文字を書こうとする人がいます


でも、私は楷書や行書の基礎から

始めることをお勧めします。


基礎の上に、自由な創作があると思っているからです。

自由は、基礎の応用です。

基礎の線があってこその自由な線です。

書道で考えればわかります。


しかし、それが人生も同じとは。。。!


人生で、私はいきなり華やかな

自由な作品を作ろうとしました。

すぐに創作をしようとしたのです。


今まで基礎をやってこなかったにも関わらずです。


そして、うまくできないと沈むのです。


そんなことは、よく考えると当然ですね。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

そなたは、

規律正しくやることに我慢できない。

うまくいかないと、すぐ放り出す。

逃げる。

正当化する。


人としての生き方も同様です。

毎日コツコツやろうとしても、

すぐ放り出しますから。


何度も同じことを注意され、それでも直さない。

意味がわかってないから直せない。

直さなくてもいいと思ってる。


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

そんな言葉を、師匠からいただきました。

いやいや、お恥ずかしい話ですね。


華やかな作品は、地道なコツコツから

できるものです。


人生もきっと同じで、

コツコツと基礎を重ねたその先に

自由な人生が待っているのだと


そのためには、基礎は重ねて

自分が人として成長しないといけないのだと

やっと気付きました。


なんとも未熟。

私のいう人生のアートは、なんて未熟なのかなと思いました。


イラスト書道家 和全




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